鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

債務免除はなぜよくないか

私のところには、私が銀行OBということ もあって、銀行から受けている融資につい て、債務免除できるかというご相談に来る 会社経営者の方が少なくありません。 いま、「債務免除」と書きましたが、ご相 談される方のほとんどは「債務免除」とい う言葉は…

モラトリアム法のつけ

先日、日本経済新聞が、中小企業金融円滑 化法(モラトリアム法)に関する記事を報 道していました。 (ご参考→ https://goo.gl/n27Bck ) すなわち、モラトリアム法に基づいて、地 方銀行が融資の返済を猶予していた会社が 経営破たんし、その結果、地方銀…

AI融資へどう対応するか

先日、日本経済新聞が、「3メガ銀行と地 銀など18社は、ベンチャー企業と新会社 を設立し、人工知能を駆使した中小企業向 け融資に参入する共通のデータ基盤をつく る」( https://goo.gl/6msBAJ )と報道し ていました。 最近は、AI融資が注目されている…

霧の中を行けば覚えざるに衣しめる

数年前ですが、駒澤大学の教授の方が、日 本放送協会のテレビ番組にご出演され、曹 洞宗の開祖の道元禅師の残した、「霧の中 を行けば、覚えざるに衣しめる」という言 葉を解説されておられたことが印象に残っ ています。 (ご参考→ https://goo.gl/FhCUHo …

悪妻に感謝する

群馬県太田市の寺院、瑞岩寺の住職の長谷 川俊道さんの制作しているポッドキャスト に、ゲストとしてご出演された、コピーラ イターのひすいこたろうさんのお話を聞き ました。 (ご参考→ https://goo.gl/XY5bac ) ひすいさんは、かつて、結婚して4~5年 …

得るものと手放すもの

私がこれまで事業改善のお手伝いをしてき た会社の中には、経営者の方が事業を成長 させたいと考えつつも、なかなかそれを実 現できないでいる会社が、少なくありませ んでした。 その原因はひとつに限らないのですが、最 大の要因は、組織を大きくできない…

銀行職員はサラリーマンに過ぎない

私が銀行で働いていたときのことですが、 あるお取引先の社長さんから、「会社でセ ルシオ(当時のトヨタの最上位の高級車) を買おうと思っているのだけれど、君はど う思う?」ときかれたことがありました。 私は、「すぐに買いましょう。もしよろし けれ…

決断しなければ意味がない

株式会社経営共創基盤の代表取締役で、経 営コンサルタントの冨山和彦さんの著書、 「決断できないリーダーが会社を潰す」 ( https://amzn.to/2C3Ss8r )に、会社が 倒産する過程について、冨山さんが言及し ておられました。 すなわち、会社が倒産するとき、…

迷惑をかけたくない

先日、竹野内豊さんが主人公の弁護士役を 演じている、テレビドラマ、グッドパート ナー( https://goo.gl/5Y52Eh )の第6話 を、Amazonプライムで見ました。 ストーリーは、東京都内に5つの店を持つ そば店の社長が、経営不振になり、銀行か らの融資…

負担の大きいことは長続きしない

先日、私の住む町の自治会長さんとお話す る機会がありました。 その自治会長さんからは、かつて、お正月 に町内の神社で行っていたお囃子が、数年 しか続かなかったことがあったということ をききました。 その原因は、お囃子を始めようというとき は話が盛…

できなかったことではなくできたこと

年が改まって9日間が過ぎ、ほとんどの方 は、正月気分もとれて、いつも通りに仕事 に取り組んでいることと思います。 ところで、多くの方(私もそうですが)は 年が変わるタイミングで、昨年の目標のう ち、達成できなかったことが頭に浮かんで 来ると思い…

会社の益と個人の益を同じくする

株式会社経営共創基盤の代表取締役で、経 営コンサルタントの冨山和彦さんの著書、 「決断できないリーダーが会社を潰す」 ( https://amzn.to/2C3Ss8r )を拝読しま した。 同書の中で、冨山さんは、「会社の益と個 人の益を同じくすることが大切」というこ …

トヨタは自動者メーカーでなくなる

俳優の香川照之さんが、トヨタのテレビコ マーシャルで「トヨタは自動車メーカーで なくなる、すべての人に移動する楽しさを 提供するモビリティカンパニー変わる」と お話されておられます。 (ご参考→ https://youtu.be/s7PvkC-WwKA ) このトヨタの事業ド…

成長は適切なマネジメントの結果

今回は、ドラッカーの著書、「マネジメン ト」( https://amzn.to/2R30fh4 )に、私 が気になったことが書かれていたので、そ の指摘をご紹介したいと思います。 「株式市場は、成長企業の株式を成長企業 であるがゆえに高く評価すべきではない。 成長そのもの…

親孝行

業績のよい会社は、従業員の両親を重んじ ているということをきくことがあります。 例えば、和食レストランを運営する、株式 会社坂東太郎(社長、青谷洋治氏)は、親 孝行を経営理念に掲げています。 ちなみに、週刊ダイヤモンドは、同社の経 営理念につい…

経営者は常に善い行いをしている

先日、九州大学大学院教授の岩崎勇さんが ポッドキャストで因果律についてお話しさ れておられました。 (ご参考→ https://goo.gl/JieERN ) 因果律は改めて説明するまでもありません が、善い行いは善い結果を招き、悪い行い は悪い結果を招くということで…

利益はリスクの裏付け

先日、埼玉県秩父市の曹洞宗の寺院、慈眼 寺住職の柴原幸保さんのメールマガジンを 拝読しました。 「覚りとは煩悩がなくなることではないん だな。 煩悩を煩悩のまま受け止めて煩悩をコント ロールすることなんだ」 私は、この「覚り」の解説を読んでみて、…

反論する人は味方

先日、中部大学総合工学研究所特任教授の 武田邦彦さんが、インターネット番組で、 「科学と反証」について述べておられまし た。 (ご参考→ https://youtu.be/MkU5ytyGG2c?t=4020 ) すなわち、オーストリア出身の哲学者の カール・ポッパーの言葉を引用し…

その場で決断すると業績があがる

私ごとで恐縮ですが、昨年の暮れに大掃除 をしたのですが、その大掃除をするたびに 反省していることがあります。 通信販売で薬などを買ったときに箱に入っ ていたプチプチ(気泡緩衝材)や、インク がなくなりかけているボールペンや、買い 替えたマウスが…

社外取締役

先日、ライザップの役員に関する報道を読 みました。 (ご参考→ https://goo.gl/oZRmwh ) すなわち、「(現在は)9人いる社内の取 締役を松本氏と瀬戸健社長の2人に大幅に 減らし、3人の社外取締役が取締役会の過 半を占めるようにする」というものです…

人に言うなら自分でやってみろ

経営コンサルタントに対する批判として、 時々耳に入ることに、「顧問先を繁盛させ られるなら、自分も繁盛しているはず」、 「会社を経営したことがないものが、経営 者に助言できるのか」というものがありま す。 もし、私が、私の顧問先からこのような批 …

情報の活かし方

先日配信された、イエローハット創業者の 鍵山秀三郎さんのメールマガジンに、次の ようなことが書かれていました。 「現代は情報社会といわれています。 情報を入手するために、あらゆるセミナー や講演会に出かける経営者が多くいます。 ところが、せっか…

牽引型より調整型のリーダーシップ

これまで何度か、リッカートが提唱した、 リーダーシップに関する組織の管理システ ムについて述べてきました。 (ご参考→ https://goo.gl/ZfL56j ) リッカートによれば、管理システムは、権 威主義・専制型、温情・専制型、参画協調 型、民主主義型の4つ…

法定耐用年数

先日、大手新聞社が、東京都内の信用金庫 を批判する記事を書いていました。 (ご参考→ https://goo.gl/5cdyJL ) 「違法ではない」という前提とはしている ものの、「融資期間の目安となる耐用年数 を法定の2倍程度に見積もり、長期ローン を行う仕組みを…

先祖を敬うと事業が成功するか?

時々、先祖を大切にする経営者は、会社の 業績もよいということを聴きます。 これについては、私は、直接的な因果関係 を示すことができませんが、おおよそ当て はまると考えています。 以下は、私なりの解釈です。 まず、現在の日本は問題が多いとはいえ、 …

なぜ利益を得なければならないのか

答えが分かっているようで、意外と答えら れない質問に、「会社はなぜ利益を得なけ ればならないのか」というものがあると、 私は思っています。 これについては(反論もあるかもしれませ んが)、答えを先に述べると、株主の財産 を増やさなければならない…

売上ではなく付加価値

これは当然と思われることかもしれません が、「事業が成功する」=「事業が黒字に なる」ということです。 しかし、私が事業改善のご支援をしていて 感じることは、「事業が成功する」=「商 品(製品)が売れる」と考えている方が意 外と多いようです。 し…

肩書だけが評価されることは無意味

イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんの メールマガジンに、鍵山さんが28歳のと き、それまで専務取締役を務めていた会社 を辞め、独立したときのことについて書か れていました。 「『独立したら応援するから』と言ってく れていた仕入先からも、独立し…

評価と改善なしに成功はしない

前回は、経営者の大切な役割として、「仕 事の意味を加える」ということをお伝えし ましたが、もうひとつ、大切な役割に、 ノウハウをたくわえるしくみをつくるとい ものがあると、私は考えています。 これは、端的に述べれば、PDCAをうま くまわすしく…

仕事の意味を加える

私がこれまで何度か説明してきた「経営」 や「経営品質」ということばは、抽象的で あるために、ききなれない人にはなかなか 理解をしてもらうことが難しいので、その ようなとき、私は、ドラッカーの著書「非 営利組織の経営」に書かれている、クラリ ネッ…