鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

経営コンサルタント

経営コンサルティングを利用する中小 企業は、割合としてはまだ少ないよう です。 しかし、私がこれまで見てきた会社では、 業績のよい会社ほど、コンサルタントを 上手に活用しており、一方で、コンサル ティングを受けた方がよいのではないか と感じる会社…

撤退

私の住まいの近隣にある小売店などを 見ていると、早期に撤退をしている 小売店や、飲食店ほど、会社の業績は よいと、私は感じています。 早期に店舗などを撤退することは、 不採算な部分をなくし、会社全体の 利益を維持させることにつながります。 こうい…

多角化戦略

多角化戦略は多くの方がご存知です。 また、これを実践している会社も多い でしょう。 まず、多角化戦略とはどういう戦略かと いうと、自社の既存の製品でない新しい 製品を、自社の既存の顧客でない新しい 顧客に販売する戦略です。 そして、この多角化戦略…

すきなことと、もうけること

先日、ベストセラー「千円札は拾うな」 ( http://amzn.to/2vHWwXU )の著者で、 旧ワイキューブの元社長の安田佳生さんが Podcast番組( https://goo.gl/G6UQwm )で 次のようなことをお話しされておられ ました。 すなわち、映像に携わる仕事をしている リスナ…

マーケティング・コンセプト

今回は、マーケティング・コンセプト (マーケティング概念)の歴史について 述べます。 本題に入る前に、マーケティングの定義に ついて触れます。 マーケティングの定義は、時代や国により 変わってきていますが、1990年に、 日本マーケティング協会が…

信用リスク

これは、すべての経営者の方があてはまる わけではないのですが、時々、信用リスク という考え方について理解できないという 経営者の方に遭うことがあります。 銀行の融資について言えば、融資をした お金が、返済されない危険があります。 これが信用リス…

事業計画

事業改善をお手伝いする方に対しては、 まず、事業計画をつくる所から着手 します。 ところが、この、事業計画を作成する こと、そのものがたいへんな作業に なることがあります。 そもそも、今後の売上見通しを明確に することが難しいようです。 (裏を返…

依頼の目的

以前、知り合いの司法書士の方が、顧客の 相続の手続きで銀行に行った時、手続きに 相当の時間がかかったため、不満を感じた ということをお話しされていました。 時間がかからないことには越したことは ないのですが、その司法書士の方は、 「今回は、法定…

模倣困難性

事業をライバルから優位に展開するには 差別化することが大切だということは 言及するまでもありません。 そして、その差別化は、模倣困難性が 大きければ大きいほど、効果の高いもの となります。 ところが、その、模倣困難性を大きく することは、むずかし…

マネジメントとオペレーション

タイトルからわかる通り、今回の記事の テーマは、オペレーションよりマネジ メントが大切ということです。 先日、あるコンサルタントの方とお話し したのですが、多くの「経営者」の方は やはり、どうしてもオペレーション (事業運営)に目が行ってしまい…

リースによる資金繰改善

よく、「機械を購入するための融資を 申し込んだら、銀行から、頭金を増やす 条件をつけられた」という話をきく ことがあります。 銀行は、設備購入のための融資は、 通常は全額を融資せず、30%程度は 自己資金で支払うことを条件とします。 しかし、設備…

甘えの構造

筑波大学教授で産業医の松崎一葉さんの 著書、「クラッシャー上司-平気で部下を 追い詰める人たち」を読みました。 ( http://amzn.to/2vofmUu ) 「クラッシャー上司」とは、部下を精神 的につぶしながら出世いく人を指して いるそうです。 本書は、クラッシ…

実質同一体

銀行の融資に関して、実質同一体という 用語があります。 これは、複数の融資先を1社をみなして 融資を管理することです。 例えば、社長Aが会社Bと会社Cの代表 取締役に就任していて、かつ、両社とも 社長Aがすべての株式を所有している とき、銀行から…

後継者

銀行からみて、融資先の中小企業に 後継者がいるかどうかということは、 融資の方針に一定程度の影響があり ます。 なぜなら、中小企業の場合、事業の 業績は経営者の能力に大きく左右 されており、実際に、経営者が病気 などで急死してしまい、その後、 会…

信用保証協会の担保

信用保証協会の1つの会社に対する保証 額は限度があります。 一般保証は、無担保で8千万円、有担保で 2億円、合計で2億8千万円までです。 このうち、担保条件の保証は複雑な面が ありますので、ここで少し説明したいと 思います。 保証を受けるための条…

融資対策

「融資対策」ときくと、何を思い出す でしょうか? 多くの方は、銀行にどのような折衝を すればよいのかということを思い 浮かべるでしょう。 しかし、私は銀行への折衝は不要だと 思っています。 確かに、折衝が100%いらないと までは言わないまでも、…

おかねもうけ

私は、会社は「おかねもうけ」をすべき であると思っています。 これは当然のことなのですが、「おかね もうけ」は、どういうことを指すのか、 曖昧になっている面もあり、人によって 解釈が異なることがあります。 私は「おかねもうけ=付加価値の創造」 と…

融資セールス

会社を設立して、事業が軌道に乗り 始めるころまでは、銀行から融資の セールスを受ける機会が多いと 思います。 特に、いまは、銀行も収益機会を 増やそうと懸命になっているため、 創業準備段階からアプローチを 受けることもあります。 もちろん、融資を…

劣等感

私が事業の改善のお手伝いをする中で、 その原因を分析していくと、その中に 経営者の方の劣等感がネックになる ことがあると考えるようになりました。 とはいえ、これは私が指摘するまでも なく、すでに多くの方がそう認識して おられると思います。 しかし…

素早い対応が交渉を有利にする

私が銀行で働いていたときは、何度も 失敗をしました。 もともと私は口下手なので、渉外係を していて、図らずもお客さまを怒らせて しまうことがありました。 そういったときは、とにかく、その お客さまを最優先して対処します。 もちろん、最優先して対処…

文明の利器

総務省の統計によれば、平成28年度 末の、携帯電話とPHSの契約数の 合計は約1億6,600万件で、国民 ひとりあたり1.3台を持っていると いうことになるそうです。 携帯電話が普及した要因には様々な ものがあると思いますが、かつての ように、単…

事業改善のタイミング

事業改善のお手伝いをする会社は、 すべてではないですが、あまり マンパワーに余裕がない会社は 少なくありません。 それは、業績の改善のお手伝いを 依頼されるわけですから、マン パワーに余裕がないというのも 当然といえます。 しかし、冷静に考えれば…

リスクと金利

株式、国債や投資信託などの金融 商品を多くの人が利用するようになり、 リスクとリターンは正比例している ということも多くの人に認識されて いると思います。 すなわち、リターンが多くなるほど 投資のリスクも大きくなるという ことです。 ところで、銀…

バカ正直な営業

先日、オーダーメイドスーツを販売 している株式会社museの代表 取締役を務める、勝友美さんのご著書 「営業は『バカ正直』になればすべて うまくいく」( http://amzn.to/2w57iXB ) を拝読しました。 この本で最も心に残ったことばは、 次の部分です。 …

評価損の計上のタイミング

これは、よく、税理士の方からきかれる のですが、顧問先の決算書に回収不能の 売掛金があったとき、銀行はどう判断 するのかというお問い合わせを受ける ことがあります。 結論から言えば、回収不能の売掛金の 金額を利益から差し引きます。 (したがって、…

石ころを千円札で包む

先日、ベストセラー「千円札は拾うな」 ( http://amzn.to/2vHWwXU )の著者で、 旧ワイキューブの元社長の安田佳生さんが Podcast番組( https://goo.gl/72PWKv )で 次のようなことをお話しされておられ ました。 「石ころを100円で売るために、 販売促進費…

頭に入っている

今回も、当然すぎるということについて 書きます。 事業の改善のお手伝いをしている会社の 経営者の方と、よく、次のような会話を します。 「貴社の事業計画書はありますか?」 「それは、私の頭に入っています」 「貴社の資金繰表はありますか?」 「それ…

中小企業は弱者か

今回は、中小企業白書に記載されて いた、中小企業政策に関する内容に ついてご紹介します。 まず、中小企業白書の一部を抜粋 した文書をご紹介します。 「中小企業従事者についても、実質 的な所得水準、生活水準が向上して おり、中小企業と大企業の格差は…

棚卸資産の評価

今回は、単純に、棚卸資産の評価に ついて説明します。 棚卸の評価については、評価基準、 評価方法、評価単位という3つの 評価に関するルールがあります。 このうち、評価基準と評価方法は、 言葉だけでは違いが分かりにくい ものですが、評価基準とは、ど…

ステークホルダーも組織の一員

ステークホルダー(利害関係者)とは、 会社の事業に関わる人(組織)を指し ます。 より具体的に示せば、顧客、株主、 銀行、仕入先、行政機関、地域社会 などです。 ところで、会社を組織としてとらえた とき、その組織に所属する人はどう いう人たちでし…

経営者保証を外すには

最近、自社の融資取引の条件となって いる、経営者の保証を解除するには どうすればよいかという相談を受ける ことがあります。 まず、どのような会社は経営者の 保証なしに融資をしてもらえるのか という目安は、中小企業庁と金融庁が 公表している、経営者…

強気の折衝は得策ではない

私が銀行勤務時に渉外係で融資先を 訪問していたときのことですが、 半数以上の融資先の経営者からは いつも叱られていました。 叱られる内容は、礼儀作法や、その 会社のローカルルールを守ること、 銀行の融資姿勢や金利の高さなど、 様々でした。 確かに…

経営戦略と経営戦術

きょうは、私が指摘するまでもなく、 至極当然のことを書きたいと思います。 事業改善のお手伝いをしている中で、 その会社が、なぜ、なかなか改善が できないのかということを考えると、 多くの場合、最終的には、そのような 会社は、場当たり的な活動が多…

銀行は粉飾を見抜くことはできるか

今回は、銀行は融資先の粉飾を 見抜くことができるかどうかと いうことについて述べたいと 思います。 なお、あらかじめお断りして おきたいのですが、融資先の 粉飾については、人それぞれに 考え方があるので、この記事は、 私ひとりが考えているものであ…

ルールを生かすためのルール

エビ加工会社の株式会社パプアニュー ギニア海産という会社の工場長を 務める、武藤北斗さんの著書「生きる 職場」( http://amzn.to/2vadpdM )を 読みました。 パプアニューギニア海産は、出勤・ 退勤時間は自由、嫌いな作業はやらな くてよいという取り組み…

透明性の高さが健全性の高さ

先日、たまたま機会があって、平成 12年ころにベストセラーとなった、 「チーズはどこへ消えた?」 ( http://amzn.to/2ttyWf8 )という 本を読みました。 物語のあらすじは、2匹のねずみと 2人の小人が迷路の中で暮らして いて、いつも誰かが置いてくれる…

会計リテラシー

あまりよい例ではないのですが、 貸手責任というと、私は、東日本 大震災の直後の、当時の国務長官の 発言のことを思い出します。 すなわち、「銀行の電力会社への 債権放棄が賠償支援法案提出の条件 となる」という主旨の発言を後日 撤回したことです。 (…

あえて1番にならない

私はこれまで、会社の業績を高める には、部分最適ではなく、全体最適を 目指すようにしましょうと伝えてきて います。 部分最適とは、会社の一部の都合を 優先させることで、全体最適とは 会社全体の業績がうまく行くように 考えて意思決定することです。 …

利益を増やすには

私が事業の改善のお手伝いをする ときは、どうすれば利益を増やす ことができるのかということを、 クライアントの経営者や幹部の 人たちと考えます。 とはいえ、基礎的な方針は、どの 会社も同じです。 それは、商品の価格を値上げする ことです。 しかし、…

創業の準備はものだけでは足りない

創業後に、当初の計画より事業がうまく いかない会社の経営者の方から、よく 相談を受けます。 その原因は、売上が見込みより少ない ことや、他社との競合が予想より 厳しいということがあげられます。 そして、もうひとつは、創業段階での 準備は、「もの」…

社外コミュニケーション

私が、銀行勤務時代、および、 コンサルタントとして活動している ときを通して、「銀行は自社のことを よく理解してくれない」という不満を 持つ中小企業経営者の方と多くお会い してきました。 結論から述べると、そのような 経営者の方たちは、銀行職員に…

社員が社長をリークできる会社

広島県に株式会社21という眼鏡を 販売している会社があります。 http://www9.two-one.co.jp/ この会社は、たくさんの報道機関が 同社のユニークな経営方針を報道 しているので、すでにご存じの方も 多いと思います。 この会社で私が最も興味を持った こと…

従業員満足度で顧客満足度を実現

前回に引き続き、宝田圭一さんのご著書 「地域でいちばんピカピカなホテル」 ( http://amzn.to/2t04rNT )から感銘を 受けたことについて述べたいと 思います。 宝田さんは、「お客さま満足度よりも 先に、従業員満足度を上げる」と 述べておられます。 従業…

社長は決定する人で社員は実行する人

西日本で5つのホテルを運営している 株式会社川六の社長を務める宝田圭一 さんが書かれた本、「地域でいちばん ピカピカなホテル」 ( http://amzn.to/2t04rNT )を読んで たいへん感銘を受けましたので、 今回は同書の内容についてご紹介 したいと思います。…

悟りジプシー

かつて放送されていたバラエティ番組の ぶっちゃけ寺にご出演されていた、 倉敷市の高蔵寺住職の天野高雄さんが、 ご自身がパーソナリティを務めるラジオ 番組で「悟りジプシー」について批判 しておられました。 「悟りジプシー」とは、いろいろな ところへ…

事業を大きくするには

私の知人の税理士さんに、急速に事業を 拡大している方がいます。 その方の特徴として、目標とする先輩 税理士さんの事務所を見学し、よいと 思ったことを、自分の事務所でも 採り入れているということです。 その方とは私も親しくしていただいて いるので、…

業界の常識を疑ってみる

銀行が3時にシャッターを閉める ことを疑問に思う方は多いと 思います。 これについて、銀行の職員は、 よく、「銀行法施行規則で銀行の 営業時間は3時までと定められて いる」と説明することがあります。 実は、この説明は適切ではあり ません。 銀行法施…

事業を改善するときに足りないもの

私が中小企業の事業の改善をお手伝い するときに、よく苦心することが あります。 それは、その会社の役員・従業員の 方が、仕事を増やされたり、いままで とは違ったことをさせらりたりする ことは避けたいと考えるという ことです。 確かに仕事を増やすと…

予防治療

私の知り合いの歯科医さんに、予防 歯科に力を入れている方がいます。 すなわち、虫歯を治療することよりも 虫歯にならないようにするよう、 一般の方たちを啓蒙しています。 そもそも、だれも虫歯にはなりたく ないわけですから、歯科医としての ニーズを虫…

適切な事業運営は数値の裏付けが必須

私は融資申請のお手伝いをしばしば 依頼されるのですが、多くの場合、 最初に行うことは、赤字、または、 業績が不振な原因の調査です。 もちろん、私が調査しなくても、 経営者の方は、赤字や業績不振の 原因を説明してくれます。 しかし、その場合であって…