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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

部分最適から全体最適へ

私は、よく、どんな仕事をしているのか 分からないと言われます。 「経営者である社長の仕事のお手伝いを しています」と述べても、抽象的なので、 イメージがしにくいと思います。 具体的には、そのお手伝いのなかの ひとつをあげると、組織としての会社の …

大企業勤務の薦め

起業をした方の中には、いったん、 大企業に勤務されたのちに、独立したと いう方が少なくありません。 起業するには、必ずしも大企業に勤務する 経験が必要ではありませんが、可能で あれば、大企業に勤務することをお薦め したいと思います。 では、なぜ、…

経営者は結果で評価される

私が、かつて、知見を広めるために、組織 能力開発のセミナーを受講していました。 そのセミナーの参加者の中に、ある会社の マネージャーのような方が参加していて、 質問時間にながながと質問をしました。 質問の内容は、自分が所属する会社の 部下はこう…

にわとりとたまご

1か月ほど前まで、大阪府にある国有地の 小学校のへの払い下げで、国中が騒がれて いましたが、そのなかで、にわとりと たまごの話に例えて、次のようなことが 話されていました。 すなわち、敷地の払い下げは、小学校の 設置の見込みがないと認めてもらえ…

プロフェッショナルの矜持

先日、親類のご主人に不幸があり、都内で 葬儀に参列してきました。 その葬儀を手配した葬儀社は、テレビ 番組に何度か取材を受けている会社だった のですが、意外に、喪主のご夫人は不満を 持っていたようでした。 その不満というのは、葬儀の運営にひとつ …

他人事ではPDCAは失敗する

先日、ある経営者の方から、PDCAが うまく行かない理由について問われ ました。 これに対し、私は、私の経験から、次の ように答えました。 すなわち、PDCAがうまく行かない 会社は、経営者の方がPDCAに飽きて しまうからというものです。 なぜ…

経理規定は信頼性を高める

「労なくして銀行から融資を受けたい」と 考えている経営者の方は多いようですが、 その一方で、そのための対策をとる会社は 意外と少ないと考えています。 私は、会社が信頼を得るためには、 きちんとした決算書を作成することだと 考えています。 決算書が…

営業マンは道具ではない

私は「売上を得られる営業マンがほしい」 という考え方を経営者の方は持つべきでは ないと考えています。 なぜなら、そもそも自力で売上を得られる 営業マンは、サラリーマンにはなる必要が ないからです。 経営者としては、能力の高い営業マンを 雇いたいと…

イライラには才能が隠れている

私が銀行で渉外係をしていたときのこと ですが、お取引先のある建設会社を訪れて いたとき、普段は穏やかな社長が、急に 怒り出しました。 社長が怒ったのは、社屋の社長の席から 見える会社の敷地に、ちょうど資材を 運んできたダンプカーに対してでした。 …

例外業務

私が銀行に勤務し、約10か年は営業店の 渉外部門で働いていました。 その後、本社に異動となり、事務部門に 配属されました。 渉外部門から事務部門への異動は、よい ことであるとは思うのですが、例は少ない 異動でした。 ところで、会社で、新しい施策を…

顧客とのコミュニケーション

経営コンサルタントの木戸一敏さんが、 木戸さんのポッドキャストで次のような ことをお話しされておられました。 (ご参考→ https://goo.gl/VwBBdW ) すなわち、木戸さんがリフォーム会社の 社長だったころ、夜勤のある顧客から、 家のリフォームを依頼さ…

同床異夢を抜け出すには

「同床異夢」というのはちょっと大げさ ですが、私がフリーランスになった ばかりのころは、よく、数人の人たちと 共同で事業をしようという話で盛り上がる ことがよくありました。 私の場合、中小企業診断士でしたので、 中小企業診断士の人たち同士といっ…

経営者はリスクに鈍感

公認会計士の加藤茂さんが配信している ポッドキャスト番組で、フタバ鶏卵株式 会社の平子健司社長が、次のようなお話を されておられました。 (ご参考→ http://ka-real.com/f040/ ) すなわち、かつて、経理システムを コンピューター化しようとしたとき、…

民法改正の影響

先日、民法の契約や債権の分野で、明治 29年の制定以来の大改正について、 国会に提出されたというニュースが 流れました。 ご参考→ https://goo.gl/Bu9lVb この中で、事業のための融資の保証に ついては、公証人が保証の意思を確認 することとする旨(改…

QCサークルのすすめ

私は、お手伝いをする会社に、QC サークルの実施を薦めています。 QCとは、品質管理(Quality Control)のことですが、 QCサークルは、品質管理のための 小集団活動です。 そして、もちろん、QCサークルは、 製品、サービスの品質を高…

出版企画と融資審査

出版をすると、出版経験者や、これから 出版をしたいと考えている人との交流が 自然と増えてきます。 私も、これまで何人もの出版をしたいと いう人とお会いしてきており、私の知り 合いの編集者の人にそのような方を紹介 した結果、何人かの方が出版を実現…

徳政令

先日、日本放送協会さんが放送している 大河ドラマ「おんな城主直虎」をたまたま 視たのですが、徳政令に関するトラブルを 直虎が解決する場面が描かれていました。 直虎は、農民から、戦が長引いて、村には 働き手がおらず、稲作に十分な手間をかけ られな…

納税の薦め

作家の本田晃一さんが、3月30日に配信 したメールマガジンで、税金について次の ように書いておられました。 「税金は無駄遣いが多い! ってキレてると、収入も増えない。 収入が増えると支払う税金も増える からね。 無駄だと思ったら払いたくないじゃん…

「どんなことですか?」

4月8日に書いた「用件を聞くのは野暮」 という記事について、読者の方から感想を いただきました。 > 今日の「用件を聞く」について、> 毎度の事ながら「わかるわぁ」と声を> 出して読んでしまいました。> 私も以前保険の営業マンに「◯月◯日> ◯時、空けら…

逆の公私混同

今回は、公私混同を、一般に言われている 観点とは別の観点から述べてみたいと 思います。 改めて述べるまでもなく、公私混同とは、 公のこと(仕事のこと)と、私のことを 区別しないということですが、多くの 場合、私的なことに公のことを利用する ことを…

偶発債務

約1年前の話ですが、鴻海がシャープを 買収するつめの段階で、偶発債務が話題に なりました。 両社の個別のことについては、私は詳細を 把握していないのですが、一般論として、 買収しようとしている会社の偶発債務が 直前になって問題になるということは …

本物の決算書と真実の決算書

私がこれまでお会いしてきた方で、少な からぬ数の会社経営者の方と、一部の 税理士の方の中に、本物の決算書と真実の 決算書の違いが分からないという方に お会いしてきていますので、今回は、 両者の違いについて説明します。 ところで、本物と真実は、ほ…

用件を聞くのは野暮

西武ライオンズの元監督の伊原春樹さんが 読売ジャイアンツのヘッドコーチを務めて いたときのエピソードを書いていました。 すなわち「(代走のスペシャリストで ある)鈴木尚広選手を原監督が代走に 出そうとしたところ、鈴木選手は準備は していたものの…

不況だからコンサルタントは使わない?

かつて、私がフリーランスになりたての ころ、中小企業診断士の資格を持つ、 会社勤務の知人から、次のようなことを 言われたことがあります。 すなわち、「現在は不況だから、コンサル タントを利用しようとする中小企業は 少ないだろう」というものです。 …

3つの融資方針

先月、建設会社さまの融資申請のご支援の ときに私がつかった資料について、シェア する旨をブログなどでお知らせしたところ 意外と多くの方から、資料の送付の申し 込みがありました。 融資申請のご支援に関心が高い方が多いと いうことについて、あらため…

コンサルタントは顧問先の味方か?

今回は、コンサルタントとその顧問先との 関係について私が考えるところについて 述べたいと思います。 それを説明するために、ひとつの例を挙げ たいと思います。 日本放送協会の前会長が、かつて、「経営 委員は会長の味方をしてくれない」という ことを話…

トイレは大切

先日、テレビニュースで見たのですが、 豊島区はトイレをきれいにしようとして いるそうです。 参考→ https://goo.gl/VKAtIl これは、豊島区が消滅可能性都市になった 対策のようです。 消滅可能性都市とは、少子化や人口減少に よって、存続が危ぶまれてい…

‘返信’は3文の得

私もフリーランスになって9年が経ち、 その間、さまざまな考えの人にお会いして きたため、あまり自分の意見は述べない ことが望ましいと思っているのですが、 先月、いくつかのできごとを経て、やはり 述べた方がよいと感じたため、今回は、 そのことにつ…

複雑か、単純か

私はスターバックスコーヒーが好きで よく利用します。 でも、その割には、注文はコーヒーだけ です。 いっぽう、大学生の私の長女も、スター バックスで新商品が出るたびに、それを 目当てに店にいっているようです。 私のような古い時代のものは、スター …

お礼状を書けるようになるには

私ごとで恐縮ですが、フリーランスに なりたてのころは、なるべく多くの方に 私のことを知ってもらいたいという思い から、始めて出会った方には、お礼の はがきを書き、当日か遅くても翌日には 投函をしていました。 書いたはがきの枚数は、約5年間で、 約…

リーダーは何もしない

藤沢久美さんのご著書「最高のリーダーは 何もしない」( http://amzn.to/2o0WNVb ) を読みました。 藤沢さんは、実際に会社の経営者にお会い して、お話を聞いた内容をもとにこの本を 書いておられるので、とても説得力のある 内容になっています。 そして、…

びびりだから懸命になった

かつて、稲盛和夫さんが次のようなことを お話しされていました。 「かつて創業間もないころ、機械を買う ために、知人の家を担保にしてもらって、 京都銀行から1,000万円の借金を した。 もし、借金を返済できなくなったら、 知人が家を失うことになり…

保証してもらえるなら…はなくなる

2月28日に、信用保証協会の保証に関連 する法律案の閣議決定が行われました。 (ご参考→ https://goo.gl/De3Sjg ) 保証額に関する概要は次のとおりです。 (1)大規模な経済危機、災害等の事態に 際して、予め適用期限を区切って迅速に 発動できる新た…

銀行は過去にこだわる

中小企業経営者の方からの銀行への不満の ひとつは、過去の決算が赤字だからという ことで、これから挽回しようという意気 込みを抱いても、なかなか前向きに評価 してくれず、融資に応じてもらいにくい というものがあります。 そういう面では、なるべく赤…

ライバルが現れないのはなぜ?

徳島県勝浦郡上勝町にある、株式会社 いろどりは、はっぱを売るビジネスで 売上を伸ばし、さらに、はっぱを集める 高齢者に高額所得をもたらし、過疎化に 直面している上勝町に活気をもたらして いることは有名です。 ご参考→ https://goo.gl/KUmNTv 同社は…

服すと服せざるとは医のとがにあらず

群馬県太田市の瑞岩寺ご住職の長谷川 俊道さんが、ポッドキャスト番組 ( http://podcast5.kiqtas.jp/kikikomi/ ) で、次のようなことをお話しになられて おられました。 「遺教経というお経の中に、お釈迦さまが 次のように言ったと伝えらえれています。 す…

銀行は銀行の都合で融資をする時がある

私が中小企業の事業のお手伝いをする ようになってから、「〇〇銀行は、当社 にはいつでも融資をしてくれる」とか、 「融資を受けたいなら、●●銀行の □□支店長におれの名前を出せば、 いつでも融資をしてくれるよ」などと いったことをお話しする方に何人か …

ことばは正しく使うべき

記事のタイトルは至極当然のことを書いて いますが、今回は、文学的なことでは なくて、ビジネスの観点から述べたいと 思います。 私は、学生時代は主に会計を専攻した ので、文学が得意な訳ではありません。 したがって、上から目線で「ことばを 正しく使い…

裸の王さまが内部統制を無力化にする

最近、大きな会社での不祥事が問題に なっています。 業績不振であれば、ある意味、同情する 面もあるのですが、それを隠蔽しようと したことが、さらに会社の損害を大きく してしまったことを残念に思っています。 分かりやすい例では、大手家電メーカーが …

人財こそ中小企業の強み

私は営業活動が得意ではないのですが、 今回は営業活動に関する自分の経験を 述べたいと思います。 20代のころは、営業活動で苦労した ことは、顧客からの信頼をなかなか得る ことができなかったことです。 少なくとも、ほめられることはなくても 怒られる…

ワンマン社長は何が問題か

よく「ワンマン社長」という言葉を聞き ますが、これは、否定的な意味で使われる ことが多いようです。 大辞泉によれば、ワンマンとは「他の人の 意見や批判に耳を貸さず、自分の思いど おりに支配する人」と説明しています。 ただし、中小企業では、社長は…

先頭ランナーだけがゴールすればよいか

タイトルからわかる通り、今回の記事の 結論は、経営者の方は、自分だけがゴール して満足すべきではなく、きちんと、 従業員の方全員がゴールすることを目指す べきだということを伝える内容です。 経営者の方の中には、結構、気が短く、 事業をマラソンに…

銀行は融資を受けにくい相手か

「銀行はなかなか融資をしてくれない。 でも、最近はクラウドファンディングや フィンテックという新たな資金調達方法が 登場してきた。したがって、もう銀行に 頼る必要はなくなっていくだろう」という 主旨の記事を見かけるようになりました。 私は、新し…

安くてよい商品

前回、価値連鎖分析について説明をしま したが、この価値連鎖分析に関して、ある ことを思い出しましたので、今回はその ことについて述べてみたいと思います。 あることというのは、中小企業経営者の 方の中で、起業をしたきっかけとして、 「大手では提供…

価値連鎖分析

今回は、熱心な読者のSさんからの ご質問に回答したいと思います。 > 今朝のメルマガ「こと」について、> おもしろかったです。> > ご参考→ https://goo.gl/a0p4vZ> > かのマクドナルドも「ハンバーガー> ではなく場所を提供」と言っていま> したもんね。> …

事業が続く会社は他社に依存しない会社

すでに亡くなった私の父親は、かつては 学校の教諭でした。 私が銀行で働いていたとき、私は直接 遭わななかったのですが、父は銀行へ やってきて預金をしたことがあるよう です。 後で、そのことについて話をされたとき、 「職員の態度が悪かった」と父から…

顧客との距離を縮める

私が銀行で働いていたとき、一時、独身 寮に入っていたときがありました。 その寮では、玄関の近くに箱があり、 そこにクリーニングしたい衣類を入れて おくと、ほぼ毎日、近所のクリーニング 店のおばちゃんが衣類を取りに来て、 数日後にはきれいになった…

「こと」に対する売上

この記事などでこれまで何度かお伝えして 来ましたが、現在は、「もの」ではなく、 「こと」を売らなければならない時代に なっています。 「こと」というのは、改めて説明すると、 牛どん屋さんでは、牛どんではなく、 「低価格で短時間に食事をとれる」と…

判断基準

先日、経営コンサルタントの木戸一敏 さんが、木戸さんのポッドキャストで、 判断基準を持つことが大切だとお話し されておられました。 ご参考→ https://goo.gl/oTyj58 木戸さんが、かつてリフォーム会社を 経営していたとき、外注業先の職人の方と うまく…

融資審査のプロセス

今回は、中小企業から申し込みされる 融資はどのように審査されていくのか ということについて、私の経験から 書いてみたいと思います。 銀行の融資係の労力の約半分は、 既存の融資の反復融資の手続きです。 既存の融資とは、短期借入金が主な もので、期限…