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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

「建前」を受け入れる覚悟

私がコンサルタントとして
助言をする機会はたくさん
ありますが、
その助言に対して
「そんなのは建前だ。
それができるようなら、
最初からコンサルタント
相談はしない」と
言われることも
しばしばあります。

 

私もコンサルタントとして、
相談された方ができない
ことを提案したり、
理解してもらえないことを
提案したりすることは
避けなければなりません。

 

ただ、会社の事業を継続する
ためには、最低限実践
しなければならないことも
たくさんあります。

 

具体例は割愛し、
私の経験を書きます。

 

私が銀行で働いていたころ、
その銀行の株価が急落し、
倒産するのではないかという
風評が広まりました。

 

その結果、多くの預金者が
預金を引き出すために、
開店前から列を作りました。

 

その当時は、仮に銀行が
破たんしても、預金保険
全額が補償されているので、
(現在は、1,000万円が上限)
定期預金などは中途解約することは、
預金者にとってあまり賢い
ことではありません。

 

しかし、それでも何人もの人が
「自動車を買うことにしたので、
お金が要りようになった」などと
いう理由で預金を引き出して
いきました。

 

よく「商売は信用が第一」と
言われていますが、それを
実体験で感じました。

 

「不景気が長引く中で、
不良債権が多いのは仕方がない。
不良債権が少なくないと
預金しないという要望は建前だ」
という考えが頭をよぎりましたが、
やはり、
どの銀行を利用するかというのは
預金者が決めることであり、
建前かどうかを論議しても
仕方がないと感じました。

 

事業に臨む以上、自分がどう
考えるかどうかではなく、
顧客がどう考えるかという観点は
経営者としては特に受け入れな
ければならないでしょう。

 

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