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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

7万円の日本酒

作家の竹田恒泰さんが、テレビ番組で、
「もし、TPPが発効したら、
日本酒は値上がりする」
という主旨のことをお話しされていました。

これは、
竹田さんがヨーロッパを旅行した時、
日本では1万円程度で売られている
日本酒が、
ヨーロッパでは7万程度で売られて
いるところを見たからだそうです。

竹田さんも、
1万円のものが7万円で売られている
というのは、少し不思議だったようで、
「仕入価格はずっと安いはずなのに、
なぜ、7万円で売っているのか?」
とお店の方にきいたそうです。

これに対して、お店の人は、
「7万円の価値のおいしさがするから」
と答えたそうです。

すなわち、ヨーロッパでは、
売値=仕入値+利益ではなく、
売値=市場価値という考え方を
しているということを学んだ
ということでした。

だから、もし、TPPが発効したら、
日本酒は、高く売れる外国に
どんどん輸出され、
日本でも、それにつれて、
お酒の価格が上がるだろうと
いうことでした。

ところで、日本では、
売値=市場価値ではなく、
売値=仕入値+利益と考えている
経営者の方が多いように思います。

理屈では分かっていても、
なかなか実施しにくいでしょう。

売値ー仕入値(または原価)
=付加価値ということなのですが、
付加価値の根拠はなかなか
客観的に把握しにくい上に、
もし、過剰に付加価値を上乗せ
してしまったら、顧客が離れないか
心配するという面もあるでしょう。

これも、
改めて述べるまでもありませんが、
経営資源の小さい中小企業ほど、
価格での競争は避け、
付加価値の大きさで勝負すべきです。

ですから、多くの経営者の方には、
売値はなるべく小さくという
考え方は避け、
どれくらいの付加価値をつけるか、
という発想で、
製品(サービス)を開発すると
いうように、
方針の方向を転換していって
いただきたいと思っています。

 

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