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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

統計資料

融資のご相談をうける会社経営者の

方の中には、かつて、銀行にひどい

ことをされたということをお話しする

方がいます。


例えば、新たな融資をする約束で

現在の借入を返済したのに、新たな

融資をするという約束を破られた

ということや、絶対にもうかると

言われて薦められた不動産を購入

したのに、結果として大きな損を

被ったというものです。


このような話を聞くとき、もし、

それが本当なら、銀行に対して

損害賠償を請求すればいいのにと

思うのですが、それについては

言及することはほとんどありません。


恐らく、ご自身にも何らかの

落ち度があり、損害賠償を

請求するまでのことはできない

という事情があるのでしょう。


いずれにしても、特定の銀行に

何らかの怨恨があるということは

伝わります。


でも、それをお話ししている方

ご自身も分かっているとは思い

ますが、そのような過去の出来事を

お話ししても、あまり建設的では

ありません。


話は変わりますが、最近、私が

意外だと思ったことがあります。


それは、戦後の殺人事件の件数です。


最近は、凄惨な事件が目立っており、

日本もだんだん物騒な社会になって

きているのかと思っていたのですが、

法務省の資料によれば、殺人事件の

認知件数は、昭和29年の

3,081件がピークであり、その後、

減少傾向が続き、平成21年以降は

1,000件~1,100件で推移

しているそうです。


(参考→ https://goo.gl/naTYXv


現在でも、毎年、1,000件の

殺人事件が起きているということは

悲しいことですが、決して、その数が

増えているということではないという

ことは事実のようです。


話を銀行にもどします。


日本銀行の貸出・預金動向速報に

よれば、平成28年12月の銀行融資

残高は、前年同月より2.6%増加

していることがわかります。


(参考→ https://goo.gl/MWXsM3


ちなみに、ロイター通信によれば、

平成28年9月に、銀行融資は

502兆168億円となり、

500兆円を超えたのは、平成14年

3月以来、14年半ぶりだそうです。


(参考→ https://goo.gl/X2Z4Jn )


このように、統計を見ると、銀行は

決して融資に消極的でないという

ことは分かります。


銀行からの融資を受けることに

苦心している人は少なくないと

思いますが、日本全体で見れば、

融資は増えています。


決して銀行は融資をしないという

ことではありません。


よくないとは分かっていても、

感情的なことは、ずっと、

心に残ってしまいがちですが、

統計データという、

客観的なものをみれば、自分の

考え方を変えるきっかけになる

のではないかと思います。

 

 

 

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※写真と記事は関係ありません。