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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

変化とメリット

私は、かつて、銀行の本社部門で、融資に

関する事務を所管する部署で働いていたの

ですが、当時は、融資稟議書を電子化する

ことを検討していた段階でした。


そこで、すでに電子稟議書を採用している

銀行の職員の方が、電子稟議書について

セミナーが開かれるということで、それを

聴きに行ったことがあります。


セミナーでは、電子稟議書になっても、

従来の紙の稟議書と同じイメージで

パソコンのモニターで見られるように

したとの説明がありました。


このような配慮は、電子稟議書を開発した

銀行職員の方も、あまり積極的では

なかったようです。


私もこのようなことはすべきではないと

思います。


でも、その銀行の融資審査部の人たちは、

長い間、紙の稟議書を見ることに慣れて

いて、それを電子化したときに、

フォーマットを変えられてしまうことに、

抵抗をしたようです。


恐らく、融資稟議書を電子化した時に、

フォーマットを変えないことが、どうして

問題なのかと考える方もいらっしゃると

思います。


紙の融資稟議書のフォーマットは、紙を

使うことを前提に最適化されているもの

です。


それを、そのままのイメージで、電子

稟議書にあてはめてしまうと、電子

稟議書で最適化されるフォーマットに

なっているとは限りません。


簡単な例で言えは、紙のフォーマットを

維持することを優先したために、電子

稟議では1ページで表示できるものを、

2ページで表示しなければななくなった

かもしれません。


ここまで電子稟議書を例として挙げ

ましたが、世の中には、変更があると

苦情が出ることがしばしばあります。


私も、仕事でMicrosoftさんの

WordやExcelをよく使いますが、

仕様変更があるたびに、「使いにくく

なってしまった」と感じてしまうことが

あります。


でも、「変更したのには、それなりの

理由がある。変更によって一時的には

使いにくくなるが、それを上回る

便利さが得られるはずだ」と考え、

早く新しい操作方法に慣れるように

しています。


この、「変わること」というのは、

間違いなく負担となります。


問題なのは、変化にともなう負担が、

その負担以上のメリットにつながって

いるかどうかということだと思います。


規則や仕様の変更の中には、無意味な

変更もあると思います。


しかし、多くの場合は、よりよくなる

ことを目指して変更が行われている

ものと私は思います。


変更は、負担になるからということで

否定的に評価するのではなく、利点が

あるかどうかで評価すべきと、私は

考えています。


むしろ、変化を繰り返すことが、自分も

会社もより強くなるでしょう。

 

 

 

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