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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

悪い情報こそ早く伝える

先日、知人の経営者の方から「最近の

若い者は、なかなか連絡をしてくれ

ない」という愚痴を聞きました。


その方は、発注先からの製品の納期が

遅れたときに、納期前には連絡がなく、

納期が過ぎてから連絡が来たことに

不満を感じていました。


この不満は当然なのですが、さらに、

発注した側とすれば、納期までに何の

連絡もなければ、納期が守られると

思っているわけですから、さらに

不満は大きくなります。


もし、納期が遅れることが分かった

時点で連絡があれば、別の対処法が

とれたかもしれないので、単に、

納期を守らなかったということ

以上に問題があると言えます。


このことも、多くの方は賛同されると

思うのですが、その一方で、実践され

ない例も多いようです。


恐らく、「連絡する=よいことで

なければならない」というように

思い込んでしまう人が多いことが

原因だと思います。


これを言いかえれば、「納期が遅れる」

→「発注者にとって、困ること」→

「連絡すれば怒られる」→「連絡は

しない方がよい」という、短絡的な

考え方をしているのでしょう。


しかし、仮に納期が遅れるのであれば、

いずれにしても相手には怒られるわけ

ですから、最も損失が少なくてすむ

タイミングで連絡をすべきでしょう。


そのタイミングとは、もちろん、

納期が遅れることが分かった

時点です。


また、納期が遅れる原因が、自社では

なかったり、また、不可抗力の場合も

あるわけですから、そういった事情を

早く説明すれば、納品先からは何ら

苦情を言われなくてもすむ場合も

あるでしょう。


話を変えて、工夫されていると私が

感じるコーヒーの自動販売機があり

ます。


その自動販売機は、高速道路の

サービスエリアなどでよく見かける

もので、オーダーを受けてから豆を

挽き、さらにドリップしてコーヒーが

できあがります。


このような工程を経て作るため、味は

とても良いのですが、オーダーから

コーヒーが出来上がるまで2分間は

かかります。


でも、その自動販売機は、コーヒーが

できあがるまでの様子を、機械の中の

カメラで映し、外部のモニタ画面で

見ることができるようになっています。


こうすることで、顧客に待ち時間を

飽きさせずに過ごさせることができ

ます。


また、いま、どの工程にあるかという

ことが分かるわけですから、待って

いる側としても、いらいらすることは

なくなります。


ビジネスにおいて、時間のかかる

ことは避けられない場合もあるわけ

ですから、では、どう対処すれば

よいかと言えば、現在、どの状況に

あるかということが待っている人に

伝わることで、不満の大部分は解消

されることもあります。


受注から納期まで時間がかかるもの

こそ、経過を報告することが、その

不満を少なくする方法だと思います。


連絡することは、必ずしもよい連絡

でなければならないということでは

ありません。

 

 

 

 

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