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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

透明性が高い株式会社

今回は、私が株式会社を評価している

点について書きます。


それは、株式会社は透明性が高い仕組みに

なっているということです。


ただ、私は法律の専門家ではないので、

法律的にどうかということではなく、

経営コンサルタントとして、経営管理

観点で述べます。


株式会社で法令違反が起きた時、よく、

「株式会社は利益を最優先するから、

法律違反が起きてしまうのだ」という

誤った批判をする人を目にすることが

あります。


法令違反は批判されるべきことですが、

「株式会社だから…」という理由は、

私は誤っていると思います。


会社法会社法典ではなく、「実質的

意義の会社法」)は、商法の改正や、

会社法(固有の法律の会社法)の

成立などを経て、かつてより、機関

設計や意思決定について細かく規定

されるようになりました。


代表的なものを述べれば、会社法では、

取締役は登記しなければなりませんが、

医療法を例にとると、医療法人では、

株式会社の取締役に相当する理事は登記

しなくてもよく、代表取締役に相当する

理事長だけが登記されます。


(ただし、行政機関には、誰が理事に

なっているかということは届出ます)


また、株式会社の取締役会に相当する

医療法人の理事会で決める事がらに

ついては、医療法では記載がなく、

定款で定めることになります。


私は、個人的には、このことは、医療

法人において、理事会が形骸化し易い

原因になっていると考えています。


私が銀行で働いていたときの経験で

述べると、銀行が多額の融資を株式会社に

対して行うときは、社長だけでなく、

取締役会を開いてもらい、そこで融資を

受けることの意思決定をしてもらう

ことがありました。


いっぽう、医療法人に対して同様のことを

してもらおうとすると、理事が誰かすぐに

確認できないということや、理事会で議決

できる事がらがすぐに分からないという

ことがあり、苦労していました。


このようなことから見ても、株式会社は

透明性が高いということが分かります。


だから、法令違反が起きた時、その原因を

株式会社だからということはできないと

私は考えています。


ただし、最後に、誤解のないように付言

いたしますと、株式会社であっても、

社長の意識が低ければ、法令違反が

起きてしまいます。


医療法人であっても、きちんと透明性の

高い経営をしているところもあります。

 

あり、実際の株式会社や医療法人に

ついて述べたものではありません。

 

 

 

 

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