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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

金融庁検査マニュアルが結果重視へ

今回は、日本経済新聞に書かれていた、

金融検査マニュアルの刷新について、

私が考えることについて書きたいと

思います。

ご参考→ https://goo.gl/qujEqb


記事によれば、「不良債権の扱いや管理

体制の不備を細かくチェックする従来の

手法を転換。金融機関に創意工夫を促し、

人口減少や低金利環境下でも持続的に

収益をあげられるモデルづくりを後押し

する」ということです。


これは、きちんとしたプロセスを踏んで

銀行が経営されているかということを

検査する方法から、銀行がきちんと

収益を得られているかどうかという

結果に焦点を移すということだと

思います。


要は、細則主義から原則主義、もしくは、

プロセス主義から結果重視に変わると

いうことです。


ただし、「貸出資産の査定に関する

項目は、金融機関や監査法人が会計処理で

活用するなど広く根付いているため残す」

ということで、個別の融資に関しては、

金融検査マニュアルの刷新の影響は

受けないようです。


話しを戻して、金融検査マニュアルが

結果重視に変わると、融資を受けている

中小企業はどのような影響を受ける

ことになるでしょうか?


結論とすれば、選別が強まるということ

でしょう。


とはいえ、銀行側も、十把一絡げに

赤字である会社から融資を引き上げる

ということはせずに、一定程度の

目利きを効かせる努力はするでしょう。


ただし、銀行に依存的な会社は、これ

までどおり、労力をかけて審査をして

くれるということは少なくなっていく

ものと思います。


結論としては、銀行は極端に中小企業

から、融資を引き上げるということは

しないと思いますが、会社の強みや

独自性を自力で明確にアピールできない

会社は、融資を引き上げられやすくなる

ものと思います。


とはいえ、このことが、極端に難しい

ということではありません。


経営計画書、短期事業計画書、月次

試算表などを定期的に作成し、自社の

状況を銀行に説明していれば、それで

十分なアピールとなります。


このようなことができない会社は、

そもそも、事業そのものの管理が

できない会社、すなわち、成行で

事業に臨んでおり、淘汰されて

しまう会社ではないかと、私は

考えています。

 

 

 

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