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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

顧客との距離を縮める

私が銀行で働いていたとき、一時、独身

寮に入っていたときがありました。


その寮では、玄関の近くに箱があり、

そこにクリーニングしたい衣類を入れて

おくと、ほぼ毎日、近所のクリーニング

店のおばちゃんが衣類を取りに来て、

数日後にはきれいになった衣類が戻って

くる仕組みになっていました。


そのクリーニング店のおばちゃんは、

仕事熱心な方で、大手のクリーニング店

では行わない配達をしてくれることから、

クリーニング代は多少高くても、寮生は

頼りにしていました。


とはいえ、確かにおばちゃんの熱心さは

あったものの、やはり、決め手は、寮の

玄関に専用の箱があるということだと

思います。


その箱に衣類を入れさえすれば、

クリーニングを依頼できるという

手軽さが、おばちゃんのお店の売上に

つながったと言えるでしょう。


似たような商法としては、ヤクルトの

訪問販売や、オフィスグリコなども

挙げられます。


販売員が職場に訪れれば、やはり、

ヤクルトを買ってしまうし、お菓子の

箱がオフィスに置いてあれば、やはり

お菓子を買ってしまいます。


このように、売る側と買う側の物理的な

距離が縮むということは、売上につながり

やすいと言えると思います。


さらに、最近、注目されている商法は、

Amazonのダッシュボタンです。


台所に食器用洗剤のボタン、洗濯機に

洗濯用洗剤のボタン、冷蔵庫にミネラル

ウォーターのボタンがあれば、その場で

すぐに商品を注できるという便利さは、

顧客とお店の物理的な距離を縮めている

ことになります。


このような商法は大手の会社でなければ

実施できませんが、最近は、CRMが

中小企業でも投資でできる程度の金額で

導入できるようになってきています。


例えば、電話がかかってきたときに、

その電話番号から顧客の取引履歴が

パソコンの画面に現れるようになり、

顧客から詳しい情報を聞き出さなくても

深くつっこんだお話しができるように

なっています。


例えば、家電店であれば「冷蔵庫が

壊れた」とだけ聞けば、メーカーや

機種をきかなくてもよいし、耐久年数が

過ぎていれば買い替えを促すことも

できるようになります。


こういった方法で、顧客と売る側の

距離を縮めることができます。


今回は、商売の工夫のひとつとして、

顧客との距離の縮める方法について

例をあげてみました。


その方法はひとつだけではありません

ので、いろいろな方法を検討してみる

ことをお薦めします。

 

 

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