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鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

服すと服せざるとは医のとがにあらず

群馬県太田市の瑞岩寺ご住職の長谷川

俊道さんが、ポッドキャスト番組

( http://podcast5.kiqtas.jp/kikikomi/ )

で、次のようなことをお話しになられて

おられました。


「遺教経というお経の中に、お釈迦さまが

次のように言ったと伝えらえれています。


すなわち、『我は、 良医の病を知って

薬を説くが如し。服すと服せざるとは

医のとがにあらず 。


また、よく導くものの、人を善導に導くが

如し。


これを聞いて行かざるは、導くものの

とがにあらず』


このように、お釈迦さまは、人を導こうと

する人が言っていることを聞いていても、

実際に行動しない人が精進できなかったと

しても、それは導く人の責任ではない

ということです」


これは、僭越ですが、コンサルタント

して活動している私も心あたりがある

ことがあります。


すなわち、顧問先に、いろいろな改善策を

提案しても、なかなか実践してもらえない

ことは少なくありません。


実践しないといっても、最初から反対

されるだけとは限らず、実践を合意して

もらっても、その後、なかなか着手して

もらえず、結果として実践してもらえない

ないことになるということもあります。


このままですと、単に私の愚痴になって

しまいますので、単に改善策を提案する

だけでなく、実際に着手してもらう

ための工夫もします。


そのひとつの例としては、長期的な計画を

立て、それを1年単位、3か月単位、

1か月単位、1週間単位、1日単位と、

徐々に細かくして、きょうは何をすれば

よいかということを明確にするということ

です。


とはいえ、これも多くの方が実践している

ことでしょう。


それでも、このようなことをしても、

実践しない人も多いということが実情だと

思っています。


私は、コンサルタントになる前は、

顧問先によい改善策を提示することが

コンサルタントの役割だと考えて

いましたが、コンサルタントになって

実際にコンサルティングをしてみて

からは、改善策の提示も重要な仕事では

あるものの、それ以上に、経営者の方に

改善策を実践してもらうための工夫や

努力に大きな力を注がなければなら

ないと感じています。


とはいえ、それでも限界はあります。


「馬を川に連れて行くことはできても、

水を飲ませることはできない」という

英国のことわざがありますが、正しく

最終的には本人の意思によるという

ことだと思います。


ここまでの内容を読むと、最終的には

経営者自身に責任があるという内容に

読み取れると思いますが、私は逆の

見方をしています。


というのは、事業がよくなるかどうかは、

経営者がそうしようと思えばよいという

ことです。


事業をよくしようと思えば、コンサル

タントや専門家の力を借りさえすれば

よいということです。


それでも、行動や決断をしない経営者と

いうのは、実は自分が成功することを

怖がっているのだと考えています。


このことについては、また、別の機会に

述べたいと思います。

 

 

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