読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

3つの融資方針

先月、建設会社さまの融資申請のご支援の

ときに私がつかった資料について、シェア

する旨をブログなどでお知らせしたところ

意外と多くの方から、資料の送付の申し

込みがありました。


融資申請のご支援に関心が高い方が多いと

いうことについて、あらためて実感した

ところです。


また、私は、定期的に融資勉強会を開いて

いるのですが、そちらでも、融資の上手な

申請方法が分からないという方が多いと

いうことを実感しています。


(融資勉強会の詳細については、こちらを

ご参照ください。

https://goo.gl/Arsljj


当然のことながら、私はかつて銀行勤務

時に融資審査を担当していたこともあり、

融資の審査過程は分かるわけですが、

経験のない方から見て、それはまだまだ

ブラックボックスなのだと、勉強会を

開くたびに感じます。


今回は、融資審査に関する誤解のひとつに

ついて述べたいと思います。


結論を簡単に述べると、銀行から見た

融資先は大きく3つに分けることが

できます。


ひとつめは、積極的に融資をしたい会社、

ふたつめは、融資するにはよく吟味しな

ければならない会社、みっつめは、吟味

するまでもなく、融資はしたくない会社

です。


このように書くと、特に真新しいこと

ではないように感じると思いますが、

問題は、もしかしたら融資を得られる

かもしれない会社と、融資はまったく

受け付けられない会社を見極めることが

必要だということです。


融資に悩んでいる会社は、銀行が積極

方針をとる会社以外の会社です。


ですから、よく吟味して融資を決める

会社と、融資はしたくな会社が悩む

ということです。


しかし、士業の方から顧問先で融資に

悩んでいる方のご紹介をいただくとき、

そもそも、銀行が融資をしたがらない

という会社が約半分をしめます。


これは当然とは言えなくもないですが、

士業の方としても、そこを峻別できるか

どうかで、顧問先からの評価がかなり

かわると思います。


要は、融資を受けられる見込みがない

ような状態になってから、融資の相談に

のることは意味がないし、融資を受け

られなくなるような状態になる前に、

いろいろな助言をすることの方が、

士業として評価されると思います。


では、銀行が融資したがらない会社とは

どういう会社かといえば、おおよそ、

次の通りです。


(1)債務超過になっている。


(2)過去に粉飾したことなどがある。


(3)業績がよくない上に、経営者自身に

改善策を説明できる能力がない。


(4)反社会的な組織とのつながりがある

疑いがある。

 

現実には、これらのような会社について

融資を受けられる方法はないかという

ご相談を受けることは少なくありません。


100%ないということはありませんが、

そのような案は、経営者側に受入れられ

ないものが多いというものになります。


ですから、結果として、融資は受けられ

ないということになってしまいます。


ただ、そのような会社の弱みにつけこみ、

違法な方法で融資をあっせんする人が

いるということも知っていますが、そこ

まで足を踏み入れてしまうと、ほぼ、もう

会社は回復できなくなってしまうでしょう。


銀行が融資をしたがらない会社の多くは、

経営者の方が独善的であったり、外部の

専門家には耳を貸さないために、その

ような状況に陥っているということが

多いでしょう。


ですから、そのような会社については、

あまり深いところまでお付き合いする

ことは避けることが賢明であり、早い

段階でそれを見極めることが専門家と

しては得策だと私は考えています。

 

 

 

f:id:rokkakuakio:20170403202600j:plain