鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

イライラには才能が隠れている

私が銀行で渉外係をしていたときのこと

ですが、お取引先のある建設会社を訪れて

いたとき、普段は穏やかな社長が、急に

怒り出しました。


社長が怒ったのは、社屋の社長の席から

見える会社の敷地に、ちょうど資材を

運んできたダンプカーに対してでした。


実は、私は何がまずいのかまったくわから

無かったのですが、資材の積み方にまずい

ところがあったようです。


このとき、素人にはまったくわからない

ところまで、建設業の方は荷物の積み方に

まできちんと気をつかっているのだなあと

感じました。


そういえば、私も、かみさんと買い物を

するとき、「あの店員さんは残念だな」

とか、「この売り場の陳列はちょっと

おかしいな」とつぶやくことがあります。


コンサルタントのはしくれとして、

お店の改善の余地があるところが目に

ついてしまうと、ついつい、それを口に

出してしまうのですが、かみさんは、

それを私が不満を口にしていると感じて

しまうようで、私にたしなむようにと

苦情を言われてしまいます。


こんなとき、私は作家の本田健さんが

お話しされていた「イラっとすることは

自分の才能が隠れている分野」とお話し

されていたことを思い出します。


こう考えれば、建設会社の社長が現場の

ことにイライラしているとすれば、その

社長は建設業が才能を発揮できる分野

であり、お店の売り方を見てイライラして

いる人は小売業に才能を発揮できるという

ことになると思います。

 

これから起業しようと考えている方や、

新しい分野に事業を展開しようと考えて

いる方は、自分がイラっとする分野を

選択すると、成功する確率が高いかも

しれません。

 

 

 

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