鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

言行一致

「実は、痩せたいと思っている」と

私がお話しをしても、どれくらいの

方が信用してくれるでしょうか?


私のフェイスブックページには、

時々おいしそうな料理の写真が

アップロードされているので、

「それだったら、あんなにたくさん

料理を食べなければよいのでは?」

と思う方が多くいることでしょう。


私としては、週に2~3回程度、

少し贅沢な料理を食べてはいま

すが、普段は少量かつ安価な

ごはんを食べています。


そうは言っても、フェイスブック

見ている人からは、私のアップ

ロードする写真は食べものばかり

なので、いつも贅沢な料理ばかり

食べているという印象を持って

しまうのでしょう。


そして、それは、自分がなかなか

痩せない原因になっていることは

否定できません。


したがって、私が痩せたいと思って

いるということを、他の人に話を

しても、信用されなくても当然で

しょう。


このようなことは、事業運営に

ついてもあてはまると私は考えて

います。


中小企業の経営者の多くは、自社の

事業を大きくしたいと考えている

ことでしょう。


しかしながら、要望を実現できる

人は、実際には少ないようです。


その要因については、ひとつでは

なく、また、それについては、

多くの専門家がたくさんの書籍

などで指摘していますので、

あえてここで細かく挙げることは

割愛したいと思います。


ただし、私がお手伝いをしている

会社の経営者の方に対して助言

している、ふたつのことを述べ

たいと思います。


ひとつは、自分の目標と現在の

状況の乖離を明確にするという

ことです。


例えば、年商1億円の会社が、

5年後に売上高を5億円にしたい

という目標があれば、1年後、

2年後、3年後、4年後にどう

いう行動をするかという、

売上高を5億円にするための

道筋を明確にすることです。


これができなければ、単に、

他人に依存して売上高を5億円に

してもらおうとしている願望を

抱いているだけのことになります。


ふたつめは、自分を変えようと

するきっかけを作ることです。


私は、他の人からは、多くの人を

知っているという印象を持たれて

いますが、実は、本当は

出不精です。


しかし、出不精を続ければ、

自分を成長させられないと考え、

本当は行きたくないという交流会や

勉強会にあえて参加するようにして

来ました。


その結果、多くの人と知り合いに

なることができただけでなく、自分

とはまったく環境の違う場所で

人生を送ってきた人と会ってお話を

することが、自分自身に対して

いまのままでよいのだろうかという

ことを問い直すきっかけになり

ました。


ですから、私はお手伝いをして

いる会社の経営者の方には、なる

べく、環境の違う場所で多くの

人と会ったり、外国に出かけて

みて刺激を受けるようにする

ことを薦めています。


少なくとも、経営者の方は、

「川に連れていっても水を飲もう

としない牛」のようになっては

ならないでしょう。

 

 

 

 

 

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