鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

見えないものに投資する

先日配信された、経営コンサルタントの小

山昇さんのポッドキャスト番組(※1)で

小山さんの指導を受けている、ガソリンス

タンド経営者の山口さん(※2)に、日本

経営品質賞(※3)を受賞に挑むことを、

小山さんがお薦めしておられました。


(※1→ https://goo.gl/f3MndF 

※2→ http://www.yamahiro.info/about/

※3→ http://www.jqac.com/


なぜ、経営品質賞を受賞すること、即ち、

経営品質を向上させることが大切なのかと

いうことについては、また、別の機会に説

明したいと思います。


なお、経営品質の考え方は、かつて、私が

ISO9001について説明した記事が参

考になると思いますので、ご関心のある方

は、その記事をご覧いただきたいと思いま

す。→ https://goo.gl/odkPss


この、経営品質を高めることの効果は、よ

り品質の良い製品を製造したり、サービス

を顧客に提供できるということです。


ここでいう品質とは、物理的な品質だけで

なく、顧客の要求するものやことに対して

どれくらい応じているかという、広い意味

での品質です。


ところが、この経営品質を高めようとする

ための活動を実践している会社の割合は少

ないように感じます。


その理由については、客観的な統計はない

のですが、自分の印象としては、次のよう

なものが挙げられると思っています。


(1)実践しても直ちに効果が表れない。


(2)漠然として、どのようなことを行え

ばよいかのかがわからない。


(3)すぐに利益につながると思われる施

策の方に魅力を感じる。


経営者の方としては、すぐに効果が現れる

ものに目が行きがちですが、しかし、長期

的には、組織としての能力を高めなければ

ライバルに負けてしまうということも理解

していただけると思います。


ちなみに、前出の山口さんの会社では、前

期の研修費が4,800万円だったそうで

す。


これは、正社員・パートを合わせた従業員

数で割ると、ひとり当たり年間約12万円

です。


もちろん無駄な支出は避けなければなりま

せんが、現在は、競争力を高めるためには

人材に支出しなければならないということ

も、多くの方が理解されておられるでしょ

う。


だからこそ、人材への支出が適切なものと

なるために、経営品質を高めることが大切

になります。


今回の記事の結論は、これからの時代、競

争力を高めていくためには、経営品質を高

めることが主要な方法になっていくという

ことです。

 

 

 

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