鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

人間関係構築

先日、経営コンサルタントの木戸一敏さん

( http://www.moeljyuku.jp/ )からお誘い

があり、木戸さんの主宰する塾の塾生の望

年会に参加してきました。


これは、木戸さんの望年会に限りません

が、志を同じくする人が同じ場所に集まっ

て、1年の労をねぎらい合うことは、次の

年もがんばろうという気持ちになるなぁと

感じながら楽しんできました。


これも私が述べるまでもありませんが、人

というのは有機的な存在であり、だからこ

そ、他の人と触れ合うことで感動し、それ

が仕事においてもより難しいことに挑戦し

ようという意欲につながるのだということ

だと思います。


ところで、木戸さんといえば、“あなたレ

ター”が代名詞になっています。


あなたレターは、ニュースレターのように

顧客や見込み客に配るレターなのですが、

会社や仕事に関する情報を書くのではなく

て、書く人自身のことを書きます。


例えば、「先週、家族で、近所の公園に行

き、●●をしてきて楽しんできました」と

いう内容です。


このように、仕事と関係ないことを書くこ

とに意味はあるのか、また、自分のことを

書いても顧客は関心を持っていないのでは

ないのかと感じる人も多いと思いますが、

このようなレターを書くことで、その人は

売り込みをしない人として認識され、さら

に、レターを受け取った人が、将来、その

セールスマンの売っている商品を必要に

なったときに、「あの人に注文しよう」

と、レターを書いている「あなた」を思い

出してくれる効果があるということです。


このあなたレターは、営業マンである「あ

なた」について書くことで、自分に代わる

営業マンとしての役割を果たすことから、

木戸さんは「あなたレター」と呼んでいる

ようです。


ところで、営業マンの営業活動では、よ

く、「商品ではなく自分を買ってもらえ」

と言われることがあると思います。


このことは、経験的に多くの方がうなづく

と思います。


では、どうやれば自分を売るのかというこ

とについては、私の知る限り、明確なもの

はありません。


しかし、木戸さんの広めているあなたレ

ターは、まさに、この営業マンを買っても

らう有効な手法だと思います。


ここまで、あなたレターについて説明して

きましたが、今回の記事の結論は「あなた

レターはすばらしい」ということではあり

ません。


(もちろん、あなたレターがすばらしいこ

とに変わりはありません)


冒頭の、木戸さんの望年会にしても、あな

レターによる営業活動にしても、人と人

とのつながりが、事業活動の土台になって

いるということを、木戸さんの望年会に参

加して改めて感じたということです。


そして、この土台となる人と人のつながり

をよりよいもの、そして、より活発にする

ことが、まさに、経営者として取り組むべ

き最大の課題ということを、改めてお伝え

したいと思います。


このことは、当然のことと考える方も多い

と思いますが、経営者の方の中には、もの

づくりにだけ大きな関心を持っていたり、

営業マンに単に数値目標を課すだけだった

りする人も少なくないと、私は感じていま

す。

 

 

f:id:rokkakuakio:20171215091852j:plain