鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

自立の条件

先日、経営コンサルタントの庄司桃子さん

が運営しているウェブサイトに、カウンセ

ラーの小室友里さんが寄稿されておられま

した。


(ご参考→ https://goo.gl/vijejM


主旨としては、「男性経営者むけに、セク

ハラ対策として、『男性はもっと女性の立

場になって考えましょう』と言われること

はよくある。


一方で、『女性はもっと男性の立場になっ

て考えましょう』と言われることはあまり

みかけない。


小室さん自身も、女性に対してそう述べる

ことには躊躇する。


なぜなら、女性は『私の気持ちを理解して

ほしい』と考えることが多いが、これを言

い換えると『相手の理解を先に受けたい』

ということである。


これは、女性特有の生物的な性質である。


これを理解していない女性に対して、前述

のようなことを述べると、ハレーションが

起きてしまいかねない。


ただ、それを理解しないままでは、女性は

他者に依存的な状態である。


女性も男性との違いを理解することで、自

立的になり、自由になることができる」と

いうことです。


女性の性質については非常に複雑なので、

小室さんの考え方がどうかということにつ

いては、私はきちんと評価する能力は持っ

ていないのですが、限られた能力の中で意

見を述べることを許していただけるのであ

れば、私は小室さんの考え方におおよそ賛

成しています。


男性も女性も差別されてはならないのです

が、物理的な違い(身体だけでなく心の面

でも)があるため、その点は斟酌する必要

があります。


ただ、その斟酌の度合いについては、意見

が分かれるところであり、難しい面と言え

るでしょう。


今回、小室さんの記事について、私の感想

を書いた理由は、2つあります。


そのひとつは、男性と女性には上述のよう

な違いがあるにも関わらず、両方が所属す

る会社組織をまとめておられる経営者の方

は、本当にすばらしいという思いを伝えた

いと思ったということです。


ふたつめは、男性との違いを理解する女性

が増えて欲しいという思いを持ったからで

す。


これは、女性に対して男性のことも理解す

べきだということではなく、例えば、女性

が『相手の理解を先に受けたい』と考えて

いることによって、自立的になることが難

しくなるのであれば、それはあまり好まし

いことではないと考えたからです。


ただ、仮に、この私の希望が実現するとし

ても、いますぐということではなく、社会

的な認識が高まるなどの経緯を経て、時間

がかかるものであるとも思っています。

 

 

 

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