鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

その場で決断すると業績があがる

私ごとで恐縮ですが、昨年の暮れに大掃除

をしたのですが、その大掃除をするたびに

反省していることがあります。


信販売で薬などを買ったときに箱に入っ

ていたプチプチ(気泡緩衝材)や、インク

がなくなりかけているボールペンや、買い

替えたマウスが入っていた箱などを、「後

で使うかもしれない」と捨てないでおいた

ものの、結局、数か月間何もせずほこりを

かぶらせてしまっているからです。


どうせ、大掃除の時に捨てることになるの

であれば、最初からとっておかずに、捨て

ておくべきでした。


でも、それは、後になってそう思えるので

あって、例えば、マウスを買い替えたばか

りの時は、箱を捨てようという決断は難し

かったともいえなくもありません。


ただ、問題なのは、そのような誤った判断

をこれまで何度も繰り返してきているのに

もかかわらず、それをやめることができな

いことです。


これは、私だけでなく、他の人にも同様の

傾向があるようです。


例えば、私の経験では、私が事業改善をお

手伝いしている会社で5S(整理整頓)を

しようとするとき、「必要か不要か迷う時

は、思い切って捨てるようにしましょう」

と助言をしないと、なかなか職場の不要物

が減りません。


すなわち、ここでお伝えしたいことは、人

は何かを決断するとき、失敗を避けようと

する心理が働くことから、後から見れば間

違いだったと分かることを繰り返してしま

うということです。


そういう面では、私は決断が苦手だという

ことを、大掃除をしながら改めて認識した

ということです。


でも、きちんと決断をしていれば、大掃除

のときの片付けも楽になり、普段も整理さ

れた職場で、より効率的に仕事ができたこ

とでしょう。


よく、職場がきれいな会社は業績がよいと

いわれることがありますが、それは、決し

て裏付けがないわけではなく、経営者や従

業員の方が、迅速に適切な決断ができてい

るからなのだと思います。


今回の記事の結論は、結果はともかく、思

い切った決断をすることの方が業績がよく

なるであろうということです。


仮に、思い切った決断をした結果、失敗す

ることがあったとしても、その失敗をする

までに、その何倍もの正しい決断もできて

いるはずです。


逆に失敗を避けようとして決断をしないで

いることの方が、決断しなかったときより

も多くの失敗を導いてしまっていることで

しょう。

 

 

 

 

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