鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

コミュニケーションツールとしての日報

山口市にあるコンサルティング会社、日報

ステーションさんからその手法を教わり、

昨年から日報コンサルティングを私のコン

サルティングメニューに加えました。


現在、数社に日報コンサルティングをご利

用いただいています。


この日報コンサルティングは、私のコンサ

ルティングに関する悩みを解決してくれる

という期待をもって採り入れたのですが、

その期待通りの効果を感じています。


そのひとつは、経営者の方への働きかけを

毎日行うことができるということです。


従来のコンサルティングは、一般的には1

か月に1回の頻度で面談をしているので、

その面談が終わって私が顧問先を去った後

は、その会社の社長さんは、日々こなさな

ければならないたくさんの仕事を目の前に

したとたんに、私がお話したことの90%

は飛び去ってしまいます。


でも、日報コンサルティングは、毎日、私

からのメッセージを送るので、実践すべき

改善策も毎日思い出してもらうことができ

るようになります。


もうひとつは、課題に気づいたその場で対

応を始めてもらえるということです。


従来のような1か月に1度の面談では、前

回から今回までの1か月の間に気づいた課

題も、面談日を待って私と相談することに

なるので、その間はほとんどの場合は何の

対応も実践されずにおり、また、気づいた

課題そのものの記憶が薄れたりして、あま

り機動的ではありませんでした。


しかし、日報に、その日に気づいた課題を

書いて私に送ってもらえれば、翌日までに

は私の助言を伝えることができ、その助言

を受けた経営者の方にもすぐに改善に着手

してもらえるので、機動性が高まります。


そして、このような日報の効果は、会社の

上司と部下の間でも得られるのではないか

と私は考えています。


お互いに忙しい上司と部下は、なかなかコ

ミュニケーションの機会をつくることがむ

ずかしいと思いますが、日報を使えば、上

司の方は私が感じたような効果を感じるこ

とができると思います。


なお、日報コンサルティングは、紙に手書

きすることを原則にしていますが、社内で

は必ずしも手書きでなくても、グループ

ウェアや電子メールで行っても効果がある

と思います。


部下になかなかこちらの意図が伝わらない

とか、伝達の時間がとれないと悩んでいる

経営者の方、幹部の方は、ぜひ、日報で部

下とのコミュニケーションをとって見て下

さい。

 

 

 

 

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