鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

カイゼンの積み重ね

先日、カイゼンコンシェルジュの石井住枝

さんの勉強会に参加してきました。


石井さんによれば、石井さんがトヨタに勤

務しているときは、上司から毎日、「きょ

うはどれだけ仕事をしましたか」ときかれ

ていたそうです。


ここでいう「仕事」とは、もちろん、単に

作業をすることをさしているのではなく、

価値ある行動、すなわち、「カイゼン」の

ことであり、上司の問いはどれだけ「カイ

ゼン」をできたかという意味です。


ちなみに、「カイゼン」はトヨタ独特の思

想ですので、詳しい解説はこちらをご覧い

ただきたいと思います。

https://bit.ly/2YfEWrN


ところで、改善の積み重ねについては、多

くの経営者の方は、「自社でもつねに改善

に取り組んでいる」とお考えになっている

と思います。


そして、それはその通りだと思います。


ただ、トヨタは、日本で最初に売上高30

兆円を超えた会社であり、そのような業績

をあげている会社は、ほかの会社と比較し

て、カイゼンの密度が圧倒的に濃いという

ことです。


そして、これは以前も述べましたが、トヨ

タは決して「トヨタ流の必殺技」を編み出

したのではなく、多くのカイゼンを日々積

み重ねているということです。


(ご参考→ https://bit.ly/2RcEdVU


あえて述べれば、このカイゼンの積み重ね

が、「トヨタ流の必殺技」なのかもしれま

せん。


では、カイゼンの密度を濃くするにはどう

すればよいのかというと、ここからは、私

独自の考えですが、日報を書いて、毎日、

どういうカイゼンをしたかを書き留めて行

くことだと思います。


もちろん、カイゼンしたことを書き留める

ことが、直接、カイゼンの密度を濃くする

わけではありませんが、意識づけを高め、

それを継続するには、容易に実践できる日

報への記入は効果が大きいと、私は考えて

います。


間違いなく100%の経営者の方は、自社

の事業の改善を望んでいると思いますが、

望んでいることや心がけていることと、実

践されていることとは、必ずしも一致しま

せん。


経営者の方の想いが行動になって現れるよ

うにするには、日報などによって、自社の

活動を日々振り返り、強い意識を持ち続け

ることは欠かせません。

 

 

 

 

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